貿易女子の貿易用語 [Bo-Ekipedia] | 世界共通のルール「インコタームズ(Incoterms)」
2015/06/01 Mon

世界共通のルール「インコタームズ(Incoterms)」

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こんにちは!貿易女子の円(まどか)です。

6月に入って、早くも夏キブン(*^0^*) 夏モノファッションが好きな私としては、なるべく早くから取り入れたいッということで、今年のトレンド「ホワイト」を使ったちょっぴりマリンなお洒落を楽しんでいます♪

それでは、第2回目の貿易用語です!

その価格には、どこまでの費用が含まれている?

みなさんは、貿易取引で売買される商品の価格に、どんな費用が含まれていると思いますか?

実は、国際貿易における取引価格にはさまざまな種類があり、一概にどの費用が含まれているという答えはありません。

たとえば、「ソファーが1台150米ドルで販売されている」といっても、その価格に送料が含まれているのか(いないのか)?保険料は含まれているのか?などで、価格の印象はずいぶん変わりますよね?

貿易では、商品自体の価格以外に、運送料、保険料、通関費用、関税など、さまざまな費用がかかるため、取引価格にそれらの費用をどこまで含んでいるのかは、とても重要。

そのため、通常、輸出者(売主)は、その価格が「どこまで費用を含むか(「費用負担の範囲」といいます)」を取り決めています。それを貿易条件(Trade Terms)といいます。

「インコタームズ(Incoterms)」は、国際商業会議所(I.C.C.)が取引条件の解釈を定めた国際規則として、最も使われている世界共通の貿易条件のことで、全部で11規則あります。代表的なものにFOB、CFR、CIFなどがあり、アルファベット3文字で表されるのが特徴です。
※最新版は、2011年1月に発行した2010年版(インコタームズ(R)2010)。

また、「インコタームズ」は、誰がどこまで「運送リスク」を負担するのか(「危険負担の範囲」といいます)についても定めています。

※どの地点(「リクス移転の時期」といいます)までに事故が起こった場合、輸出者が損失を負担し、どの地点以降は、輸入者が負担するのかについての解釈です。

では、インコタームズ(R)2010の、「費用負担の範囲」「危険負担の範囲」の組み合わせで11条件を図で見てみましょう。

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「インコタームズ」は、法律でも国際協定でもないため、強制力はないのですが、輸出入者がおたがいに責任の範囲を明確にし、取引をスムーズに行うために、世界中の貿易取引で利用されています。


上の図のように、11条件ある「インコタームズ(R)2010」ですが、そのなかには、海上輸送の貿易取引でよく使われるものなど、それぞれの取引に合った特徴を備えています。詳しいお話は、またの機会にご説明しますね!

キャラナビ紹介

船積 円(ふなづみ まどか)
名前:船積 円(ふなづみ まどか)
年齢:34歳
趣味:手料理のSNS投稿
自己紹介
新卒で総合商社に就職して以来、貿易事務ひと筋の円(まどか)です。最近はスローフードやオーガニックコスメにハマってるんですが、今までもヨガやピラティス、フラワーアレンジメントにゴルフなど一通りやるもなかなか長続きしない(彼氏も?!)…。でも!仕事にはめちゃくちゃ一途なワタシ。貿易事務周りの用語を分かりやすく解説しますね〜