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スキルアップ

2017.05.23(火)

【資格】改訂版簿記2級のワンポイントレッスン~返品調整引当金~

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おう!数字の波をかき分け続ける遠泳スイマー、経理サバこと財前サバ夫だ。お前らの中には勢いで買っちまった品物を、後でいらないことに気づいて返品したって経験はねぇか?これと似たような話で、経理の世界には一度売り上げた商品でも、決算後に返品を行うケースがある。今回の改定版簿記2級のワンポイントレッスンでは、引当金の出題範囲に追加された「返品調整引当金」について話をしていくぜ!

返品調整引当金は翌期に返品があると予想される場合に使われる!

新たに簿記2級の出題範囲になった返品調整引当金は、返品が予想される商品の利益に設定される引当金のことだ。使うのは、出版業やその取次業者、製薬業など、商品の販売に関して無条件に返品を受け入れる業種に限られている。売れ残った本を取次業者に返品できる書店も当然入ってくるよな。ただし、当期に販売した商品のうち、翌期までの返品が予想される商品の利益にしか適用されない点には要注意だ。

返品調整引当金の仕訳をする3つのケース

返品調整引当金という勘定科目を使って仕訳をするケースは、主に以下の3つだな。当期末売掛金の合計額を1,000,000円、返品率を50%、売上利益率を30%とした場合で考えていくぞ。

返品調整引当金を設定したとき

返品調整引当金を設定したときの仕訳だ。返品調整引当金は「当期末売掛金の帳簿価格の合計額 × 返品率 × 売買総利益」で計算される。この場合は「1,000,000円 × 50% × 30% = 150,000円」だから、仕訳は以下の通りだ。

借方 貸方
返品調整引当金繰越額 150,000 返品調整引当金 150,000
前期に販売し、当期に返品されたとき

前期に販売した商品が当期中に返品された場合は、借方に仕入勘定と返品調整引当金勘定を、貸方側に売掛金勘定を記入する。商品の返品額200,000円に売掛金をあてて相殺した場合は以下の通りだ。

借方 貸方
仕入 140,000 売掛金 200,000
返品調整引当金 60,000
翌期末に返品調整引当金の残高があるとき

翌期末に返品調整引当金の残高がある場合は、取り崩す必要がある。借方に返品調整引当金勘定を、貸方に返品調整引当金戻入勘定を記入してくれ。

借方 貸方
返品調整引当金勘定 60,000 返品調整引当金戻入 60,000

誰でも最初はわからないってことを忘れずにな!

返品調整引当金は簿記2級の「各種引当金」の項目で、「そのほかの引当金」として賞与引当金とともに追加されたもんだ。返品調整引当金を業務で使う業界は限られているが、出版業界や製薬業界を目指すんだったら必須の経理・会計スキルだぜ。それじゃ、今回はここまでだ。あばよ!

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